【おまつりレポート】30人で天狗になったら見えてきた、たった一つの大切なこと(川崎・かなまら祭)
オッス。みんな久しぶり。今回は4月6日(日)に行われた、
川崎が世界に誇る奇祭、「かなまら祭」の模様をオイラがレポートするぜ。
世界が注目する「かなまら祭」とは?
「かなまら祭」とは毎年、川崎にある金山神社で行われる春の大祭だ。
ここの御神体は、金属製の男根、「かなまら様」。
商売繁盛、子孫繁栄、安産、夫婦の夜の営みだけでなく、
下半身のあらゆる病気にご利益があるありがたい神様で、
どうもこれが「エイズ除けにも効く」ってところから、
日本人だけでなく、外国人にも人気が出るようになったそうな。
かなまら祭では男根そのままの「エリザベス神輿」が街を進撃
(掛け声は「かなまら!でっかいまら!」)するほか、
神社の境内では男性器の形をした飴や大根が売られてもうやりたい放題だ。
それがどれだけクレージーかって言ったら、
下の「世界の驚愕クレイジーなお祭り16連発」のなかに、
日本から唯一ノミネートされてるんだから、その異色ぶりも極まれりってもんだ。
え?で、何で冒頭から天狗の格好なんてしてるんだって?
そりゃ男性のシンボルをリスペクトする祭にふさわしい仮装と言えば、
長い立派な鼻をもった、日本の最強妖怪「天狗」以外にないじゃないか!
そういうわけで、今回の企画は題して、
「突き上げよ。鼻を。天高く! 行くぜ!かなまら祭」
天狗の仮面をつけ、赤で統一した約30名の精鋭部隊で、祭に参戦してきたぜ。
生憎と天候に恵まれず、小雨が降っていたが、
全身を赤に身を包んだ天狗野郎たちには関係ない。
バッチリ、写真に撮られまくってやってきた。
確かに、参加者は海外の方も多かったな。
半分以上がそうだったんじゃないか。
それもあって、会場の雰囲気はもう、みんなノリノリだ。
(参加者の声)
「初参加で最初はなじめるかと心配したんですが、全然そんなことなかったです」
ああ。写真に撮られまくって忙しくて人見知りしてる余裕もなかったろうよ。
「ふだんは会社で大人しいぼくも、当日は思いっきり天狗になれました」
いつもは社畜なのに、人を変えてしまうのが祭りの醍醐味だよな。
「写真に撮られまくって、踊って、飲んで、もう最高でした! 天狗最高!」
天狗はいつも君の傍にいる。日常に戻っても、それだけは忘れないでくれよな。
最後は全員で神前ライブに参加。
周りの方も巻き込んで、思いっきり踊って弾けて楽しんでやったぜ。
終いには地元の方からも「盛り上げてくれて、ありがとな」って言われてね。
だから、オイラ思ったね。
「祭りってただ傍観するもんじゃなく、一緒に盛り上げるもんだったんだ」ってね。「祭りで日本を盛り上げる」。その言葉に偽りなく、それを見事に有言実行したのが今回の内容だった。そう、だから、いっしょに参加してくれたみんなも少しは本当に「天狗」になっていいんじゃないか?
それではまた、次のアツいお祭りで!(to be continue......)。